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デンマークの巨匠H.J.ウェグナーの『CH53 スツール』。
ビーチまたはオークの木材にペーパーコード、というとてもシンプルな作りのスツールです。
前年に作られた「CH44 イージーチェア」の、組み合わせフットスツールとして作られたそうですが、Yチェア(CH24)やCH36あたりと並べて置いても、いいかんじだと思います♪
座面の高さは360mmと410mmの2種類を用意(体格に合わせて選べる)してあるなんて、さすが、ウェグナー! 芸が細かい☆
フィンランドの巨匠アルヴァ・アアルトの代表作の一つである『スツールX600』。
同じアアルト・デザインのスツールでは、以前『スツールNo.60』を紹介しましたが、こちらのスツールは、「Fan-shape Leg(扇型脚)」と呼ばれる構造の独特の形状の脚が特徴です。
『No.60』は非常にシンプルなデザインですが、『スツールX600』はちょっと凝ったかんじが魅力ですね♪
また別バリエーションとして、座面が四角型の『スツールX601』もあります。
【サイズ】
φ380 H450mm
【素材】
脚:バーチ、座面:アッシュ
先日、子供用スツールを取り上げましたが、今回も子ども用w
GIUNTA kids stool(ジュンタ キッズスツール)です。
金具や工具を使わず組み立てることが可能だそうです。
木と木を挟み込んで組み立てられた素朴なデザインは、あたたかみがありますねぇ。
子ども用ということか、角も丸められてますし、安全性も万全。
一般用はこちら↓。
シナ共芯合板に蜜ロウを塗って仕上げているため、使っていくうちに段々と味わい深くなっていくそうですよ。
【サイズ】
kids:W420 × D300 × H330(SH285)mm
一般:W400 × D370 × H480(SH400)mm
【素材】
シナ共芯合板,蜜ロウ仕上げ
イタリアのインテリアメーカー"MAGIS(マジス)"の、幾何学的デザインがクールなスツール『Stool One』。
「MAGIS(マジス)」は1976年に創業したイタリアのインテリアメーカー。
その特徴はヨーロッパデザインの旗手たちのコラボレーションによって創り出された、ユニークな造形感覚と鮮やかな色彩感覚に溢れたアイテムが揃っているところ。手にしやすいデザインとお手頃なお値段で幅広い年代にとても人気だそうです。
で、このスツールはドイツのインダストリアル・デザイナー、コンスタンチン・グルチッチによる作品で、三角形を基本単位として立体的な背座が形成されている事から、3次元CGにおけるポリゴンの集合体を連想させますねー。
一見、プラスチック素材のように見える座面はダイキャストアルミニウム製。
とても軽量でスタッキングも可能です。(↑くわしくは写真をクリック!)
気になる座り心地も、三角形のモジュールが体のラインに合わせ、それぞれ微妙な角度がつけられているので、見た目以上にしっくりくる座り心地を実現しているそうです。
屋外使用も可能らしいですから、室内とベランダや庭での使用も両方考えているなら、ちょっといい選択肢かもしれませんねー♪
ローとハイの2タイプあります。
小泉誠氏デザイン、miyakonojo productブランドのスツール"TETSUBO(テツボ)"。
小泉氏は、生活用品から家具・空間・建築にいたるまで暮らしに関わるあらゆるもののデザインを手掛け、JCDデザイン賞、グッドデザイン賞など数多くの賞を受賞している有名デザイナーで、東京・国立市にて自らのプロダクトを扱う「こいずみ道具店」を主宰しています。
このスツールは、座面には宮崎産の杉無垢材を使用、フレームには"鉄棒"を用いた、味のあるスツールです。
木×鉄という異なる素材のコンビネーションが無骨なかんじで、個人的には好きですね♪
【小泉氏の主な作品】
協和工業 白琺瑯「kaico」(2005)
宮崎椅子製作所「ku-ku chair」(2004)
タカタレムノス 時計「kehai」(2004)
カギロイ 古材家具「CHOCOZAI」(2002)
テーブル工房kiki 箸置き「ROCCO」(2001)
オットマンも、ある意味スツールとして利用できますね。
↑こちらは、近代建築の巨匠ミース・ファン・デ・ローエのバルセロナチェア オットマン。
バルセロナチェアは超有名な逸品ですが、オットマン単品でもグッドですねー。
こちらの製品もそうですが、最近はリプロダクト品(※下記参照)が多く出回るようになり、お手ごろな値段で入手できるようになりましたねー。
デザイナーズ家具を購入したい人は、リプロダクト品はチェックしておいた方がよいですよー。
【リプロダクト製品とは】
デザインに対する版権(保護期間20年)の期限が切れた製品を、オリジナルに忠実に復刻したもの。
違法なコピー商品とは違います! が、ブランド(正規復刻)品として取引される製品に比べ価格が安く設定されています。
Kartell(カルテル)のスツールといえば、やはり一番有名なのは『プリンス アハ』ですかね。
砂時計を彷彿させる、ふたつの円錐を組み合わせたシンプルな形ですが、デザイナーはあのフィリップ・スタルク。モダンインテリアに合う逸品ですよねー。
サイドテーブルとしても利用可能ですし、ふたを開けるとちょっとした小物なら入れられそうです。
巨匠渡辺力氏、柳宗理さんと並んで日本を代表するインダストリアルデザイナーですね。
その渡辺力氏デザインのソリッドスツール。
このスツールは1950年代に清家清氏が設計を手掛けた個人住宅で使われる椅子として製作されていたものを復刻したものです。
2枚の無垢板と細いスチール製の脚がすっとした直線的なフォルムが美しい逸品といえますねー。
また、トリイスツールの原型になったと言われているようです。
フィンランドの偉大な建築家で、モダニズム建築の巨匠と呼ばれるアルヴァ・アアルトの代表作の一つです。
このスツールは、構造的な美しさ、積み重ねができる機能性、そしてムク材を曲げる独特の技術などが結集し、 アアルト家具の原点ともいえる特徴を備えています。
たしかに、シンプルで使い勝手がよく、飽きのこない美しいデザインでよいですよねー。
なにはなくとも、まずは柳宗理氏のバタフライスツールから。
日本でもっとも有名なスツールと言っても過言ではないでしょう。
柳宗理氏の代表作で、国内だけでなく海外でも高く評価されていて、パリのルーブル博物館やMoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久展示品にも選ばれています。
2枚の成形合板(Plywood)を組み合わせたシンプルな構造でありながら、あたかも蝶が飛んでいるかのような美しいデザイン。
いいですよねー。
材質はメープルとローズウッド。製作は天童木工。
ちなみに、目黒通りのインテリアショップ『MEISTER』には柳氏のサイン入りのバタフライスツールが置いてあるんですよねー。
多分非売品でしょうが、ちょっとほしいー(笑)